アッシュフォード学園の裏門に1台の高級な車が停まる。
まるで、誰にも見つからないようにしているかのように…。
そう。
あの人を乗せて…。
「ねぇ、ルルちゃん。悪いんだけど、ちょっと生徒会室に行って、進行用紙をとってきてくれない?忘れちゃたの。」
「全く、会長しっかりして下さい。」
とルルーシュはため息をつきながら答える。
「だから、謝ってるじゃないの。」
「わかりました。しょうがないから、取って来ます。それまで、なんとか場を持ちこたえて下さいね。」
「わかってるわ。ありがとう、ルルちゃん。」
とミレイはニコニコしながらお礼を言う。
しかし、ルルーシュは気付かない。
ミレイの笑みが、進行用紙を取りにってくれることに深くしたのではないことに…。
ルルーシュは少しでも早く体育館に戻るために、無い体力を思う存分使う。
生徒会室は体育館から少し離れているので、結構な体力を使う。
まぁ、アッシュフォード学園の敷地がかなり広いので仕方ないことだが。
ルルーシュは、息を荒くさせながら生徒会室をためらいなく開く。
そこに、彼の者(かのもの)がいるとは知らずに…。
そして、ルルーシュは再び出会う。
…愛しき人と。
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