「あうっ…!!」
強烈な光の後、いきなりアレンが苦しみだす。
横を見てみると、アレンの髪が伸びていて、腰まであった。
「ア、アレン?!」
そして、女性特有の胸にふくらみがあり、腰もくびれができている。
グラッ。
アレンの体がいきなり傾ぎ、床に吸いつけられる。
その前に、アレンの体をラビがキャッチする。
アレンの体を持ってみると、とても軽くて驚いた。
「お前、アレンに何をしたんさ?!」
「あれ?おかしいなぁ~。君はエクソシストじゃないの?」
と質問には答えず言う。
仕方がないので、とりあえず答える。
「俺も、エクソシストさ。」
「そうか!君は装備型なんだね。その子は、寄生型だから効果があったんだ!!」
男は、そのままわけのわからないことを言い出す。
しかし、アレンがいるので、いつまでも聞いてるわけにはいかず、男に再び尋ねる。
「どういうことなんだって聞いてるだろ!!それにどうやって入ってきたんだ?!」
「うるさいなぁ~。」
「ラビ!!」
いきなり聞こえたのは、責任者である室長のコムイの声だった。
その後ろには、クロスもいる。
「何があったんだい?」
とりあえず、話が進まないので、コムイに起こったことを話す。
「それが、こいつが何かして、強烈な光がきたと思ったら、いきなりアレンが苦しみだしたんさ。」
簡潔に伝えると、今度は男の方を見る。
「あなたは何者ですか?」
「君が、ここの責任者か?」
「とりあえずはですけど…。」
その時、コムイについてきた、クロスがいきなり男に話しかける。
「お前、何の用だ?」
「!!ひさしぶりだなぁ~クロス。元気にしてたか?」
話からして、彼らは知り合いのようだ。
「別に。それより、こいつに何をした。」
いきなり雰囲気を変えて言う。
「復讐だよ…。」
しかし、男はひょうひょうと答える。
「化け物どもにね…。」
男はそう言って、微笑んだ…。
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