『SECRETLY LOVE』Ⅱ

「あうっ…!!」

強烈な光の後、いきなりアレンが苦しみだす。

横を見てみると、アレンの髪が伸びていて、腰まであった。

「ア、アレン?!」

そして、女性特有の胸にふくらみがあり、腰もくびれができている。

グラッ。

アレンの体がいきなり傾ぎ、床に吸いつけられる。

その前に、アレンの体をラビがキャッチする。

アレンの体を持ってみると、とても軽くて驚いた。

「お前、アレンに何をしたんさ?!」

「あれ?おかしいなぁ~。君はエクソシストじゃないの?」

と質問には答えず言う。

仕方がないので、とりあえず答える。

「俺も、エクソシストさ。」

「そうか!君は装備型なんだね。その子は、寄生型だから効果があったんだ!!」

男は、そのままわけのわからないことを言い出す。

しかし、アレンがいるので、いつまでも聞いてるわけにはいかず、男に再び尋ねる。

「どういうことなんだって聞いてるだろ!!それにどうやって入ってきたんだ?!」

「うるさいなぁ~。」

「ラビ!!」

いきなり聞こえたのは、責任者である室長のコムイの声だった。

その後ろには、クロスもいる。

「何があったんだい?」

とりあえず、話が進まないので、コムイに起こったことを話す。

「それが、こいつが何かして、強烈な光がきたと思ったら、いきなりアレンが苦しみだしたんさ。」

簡潔に伝えると、今度は男の方を見る。

「あなたは何者ですか?」

「君が、ここの責任者か?」

「とりあえずはですけど…。」

その時、コムイについてきた、クロスがいきなり男に話しかける。

「お前、何の用だ?」

「!!ひさしぶりだなぁ~クロス。元気にしてたか?」

話からして、彼らは知り合いのようだ。

「別に。それより、こいつに何をした。」

いきなり雰囲気を変えて言う。

「復讐だよ…。」

しかし、男はひょうひょうと答える。

「化け物どもにね…。」

男はそう言って、微笑んだ…。

 

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