「安部弟、次のページを読んでくれ。」
「は、はい…。」
どうしよう…わかんないよ……。
「どうした?」
「…すいません。分かりません。」
「たくっ、しょうがない奴だなぁ…。安部兄代わりに読んでやれ。」
「はい。I remember asking her once if she ever wondered, "Why me?" She looked me,replying, "I believe God has a purpose for everyting. He must have given me this illness for a reason." I asked how she always kept her spirits up, since she was constantly so cheerful. She laughed and said, "If I give up, I might as well die right now. LIfe isn't worth anything if you don't put effort into it. You must put emotion into it. I fight because of my desire to conquer. What dosen't kill me will only make me stronger. "In that moment she showed mewhat it means to live life to its fullest without regrets.」
「よし。良く予習ができていたな。今回の話は難しいのに良く喋れていた。」
ため息をついた瞬間、横の席から燈湖が小さな声で話しかけてくる。
「お疲れ、昌紀。さすがだな。皆、お前の声に聞き惚れてたよ。」
「冗談言うなよ。」
「…冗談じゃないんだけどなぁ。」その声は、昌紀に聞こえることはなかった。
しかし、燈湖が言っていたことは本当の事だ。昌紀が気付いていないだけで、昌紀はかなりモテる。大きなファンクラブもあるほどに。
今だって、女子だけでなく男子も昌紀の声に聞き惚れていた。
だけど、、昌紀は鈍いので気付いていなかった。
「フン!忌子のくせに、生意気だ!!浩紀、気にするなよ。」
「もっくん…。」
「じゃあ、今読んでくれたとこを、誰か訳してくれ。じゃあ、」
「おい、浩紀今度こそ頑張れ!」
「無理だよ…。俺、英語苦手だもん。」
「何言ってるんだ、あいつに負けたままで悔しくないのか?」
「別に…。だって兄さんに、勉強で勝てるわけないよ…。」
「浩紀!!そんなこと言っていたら、いつまでたってもあいつに勝てないぞ!!」
「無理なものは無理なんだよ!!」と大きな声を出す。
シ~ン。
「…安部弟、いい度胸だなぁ。そんなに訳したいのなら、訳させてやるよ。安部兄が読んだとこ全部訳しな!!」
「す、すいません!!えっと…わ、私は…………。」
「…安部兄、訳してやれ。」
「先生、弟が答えられない度に俺に当てるのやめて下さいよ…。」
「いいじゃないか。双子なんだからさ。弟の失敗ぐらい、カバーしてやれ。」
「はぁ…。私は、かつて彼女に『なぜ私なの』と思ったことがあるか尋ねたことを覚えています。彼女は私を見て、『私は、神さまはあらゆることに目的を持っていらっやると信じているます。理由があって、私にこの病気を与えられたに違いありません。』と答えた。私は、彼女が絶えずとても明るいので、どうやっていつも気を落とさないでい続けられるのかを尋ねました。彼女は笑って言いました、『もし私があきらめたら、私は今すぐ死ぬようなものです。人生は生きようと努力しなければ、何の価値もないのよ。人生に気持ちを込めないといけないのです。私は、勝ちたいと願いがあるから、戦うのです。私の命を奪わないということが、ますます私を強くします。』その瞬間、彼女は私に、後悔せずに人生を十分に生きるということがどういうことなのかを見せてくれました。」
「さすが、安部兄だな。完璧だ。安部弟も、安部兄を見習えよ!じゃあ、今日はここまでだ。今日の復習と、次のとこの予習をしっかりしとけよ。号令。」
「起立、礼。ありがとうございました。」
どうしよう…昌紀にたくさん迷惑をかけてしまった。謝らなくちゃ…。
「昌紀、迷惑掛けてごめん。」
「別にいい。」
昌紀は表情を消し、何の声音もなく言う。
「おいお前、せっかく浩紀が謝ってるのにその態度はなんだ!!忌子のくせに!!」
「昌紀には聞こえないよ、もっくん。」
「そっちから話しかけといて、何なんだ。」
「浩紀、気にするな。こいつの事なんかほっとけ。」
「でも、俺が迷惑かけちゃったし…。」
「用はそれだけか?」
「えっ、う、うん。」
「なら、行くから。」
「あっ…邪魔してごめん…。」
「なんで、あんな奴なんかに謝ってんだよ!!」
「もっくん、昌紀にひどいこと言わないで!昌紀は俺の双子の片割れなんだから…。」
NEXT…参
BAKC…壱