『JOKER』EPILOGUE

レギュラーメンバーが部に誘ったことについてのリョーマの答えは、わからないだった。

そして、続けて言った。

自分たちの練習を見て決めると。

それからはとても早く物事が進んでいった。

その日のうちに連れて来いと頼まれたのか、桃城と海堂に連れられ練習を見に行かされた。

そこで見たものは、以前見たものと全く別のものだった。

きびきびと動き、大きな声を出していた。

さらに、レギュラーメンバーのレベルはとても高かった。

ひとりひとり違う個性を持ち、互いに切磋琢磨していた。

リョーマは見ていて唐突に思った。

自分もこの部でやっていきたいと。

今まで見てきたどのクラブとも違う、この部で…。

強くなれる気がした。

これからどんどん。

何より、同世代で同じぐらいテニスができることに歓喜した。

リョーマは早く一緒にテニスがしたいと思った。

だから、気持ちが声になってしまった。

「よろしくお願いします。」と…。

 

END

 

BACK…Ⅳ

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