『双りの絆を守りきれ』嗣

…好き。

好きな人ができた。

とても優しい人。

とても明るい人。

あの人は誰にも同じ態度。

だけど、仲良くなった人は絶対に守る。

例え、自分が傷ついても…。

あの人だけが存在を認めてくれる。

きっと、敵わない恋だけど、それでもあの人が好きだから。

ただ、あの人を想っているだけで幸せ。

そう。

…あいつらが現れるまで!!

あの人はあいつらが現れるまで、皆のものだった。

だけど、あいつが現れてからあの人は、あいつらだけのものになってしまった。

だから、我慢できなくなってしまった。

ただ、見ているだけで幸せだったのに、あの人の特別ができてしまったから…。

あの人が、綺麗に笑っているから…。

それがとても許せない。

ああ…あいつらに地獄を…あの人を元に戻すために。

そうすれば、きっと今まで通りでいけるから…。

 

聖なる者には愛を…

邪悪なる者には鉄槌を…

光を知り

光を恐れ

闇を知り

闇に応え(いらえ)

光には愛を…

闇には孤独を…

 

そう。

それは、悲劇の詩(うた)

 

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PARALLELⅡ