『薄れた欠片を掴みとれ』始

俺たちは今日という日を永遠に忘れることはないだろう…。

そう。

愛しい光を失った日を…。

 

 

 

あの日から13年が経った。

今だあの子は見つからない。

清明をはじめとする安部家のもの、十二神将たちが毎日手掛かりなどを探すが見つからない。

あの子の光は変わらずに輝いていることから、生きていることしかわからなかった。

しかし、生きていることがわかっているからこそ、皆は見つかることを願って探すことをやめなかった。

例え、自分たちの事を知らなくても…。

 

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